SSブログ

沈まぬ太陽 [映画]

3時間22分という長編映画。
途中、休憩がある映画は初めて。

時間に関しては、さほど気にならなかった。
ということは、きっと話にのめり込んでいたのでしょう。
でも、なんか消化不良というか、最後までモヤモヤ感が残った。

それは、終始ドキュメンタリータッチで、淡々と物語が進んでいったからだと思われる。
これといって、大きな展開があるわけでもなく。
全体を通して主義主張があるわけでもなく。
結局、だからなんだ?それでどうした?という感じで。

原作を読んでいない俺から見れば、組合の厄介者が会社から迫害を受け、海外をたらい回しにされた物語にしか思えなかったかな。
御巣鷹山の話は、それほど大きなウエイトを占めていたとも思えないし。
原作が長編だけに全部を詰め込むのは無理な話なのかもしれないが。

主人公の国民航空の労働組合委員長・恩地(渡辺謙)。
モデルとなる人物がいたのだろうが、実際はどんな人だったんだろうな。
妙に善人として描かれているが。
視点を変えれば、こういう人は厄介だよな。
正義を振りかざし、権利ばかり主張し、周囲を混乱させる人。いるいる。

最後に、御巣鷹山の遺体確認の様子が描かれていたが、きれいに描きすぎだと思った。
「墜落遺体」という本を以前に読んだことがあったので、余計にそう思う。
実際は、原型を留めない遺体の山、猛暑による腐乱臭、などなど。
それはそれは壮絶なものだったらしい。
ピカピカに磨かれた床の体育館に違和感を感じた。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

骨休め2009年総括 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。